皆さん、こんにちは!今日は、私たちの身近なようで、実は奥深い「盲導犬」の世界について、一緒に学んでいきたいと思います!🐾

街で見かけることもあるけれど、彼らがどんなお仕事をして、どんな一生を送るのか、詳しく知っている人は意外と少ないんじゃないかな?🤔 今日は、そんな盲導犬たちのことを、もっと深く、そして楽しく!知ってもらえたら嬉しいなと思っています😊 最後まで、どうぞよろしくお願いしますね! さあ、一緒に盲導犬の世界を探検してみましょう! ワクワクするね!💖


1. 盲導犬って、どんなワンちゃん?🐶

まず、基本的なところから! 盲導犬っていうのは、ただの可愛いワンちゃんじゃないんです。目の不自由な方、特に全盲や視覚に重い障がいがある方が、安全に、そして行きたい場所にスムーズに行けるように、特別な訓練を受けた犬のことなんだよ。まさに「目のかわり」となって、ユーザーさんの歩行をサポートする、とっても賢くて頼りになるパートナーなんです🤝✨

じゃあ、具体的にどんなお仕事をしているのかな? 主な役割は3つあります。

ところで、盲導犬にはどんな犬種が多いか知ってる?🤔 そう、よく見かけるのは、ラブラドール・レトリバーやゴールデン・レトリバー、あとはそのミックス(一代雑種)だよね。これにはちゃんと理由があるんだよ。

でもね、ここで大事なことを伝えたいんだけど、盲導犬はスーパーヒーローでも、完璧なロボットでもないんだ。🐕 彼らも私たちと同じように感情があって、時には疲れたり、間違えたりすることだってある。ユーザーさんは、そんな盲導犬の様子をちゃんと見て、休憩させたり、時には叱ったり褒めたりしながら、深い信頼関係を築いていくんだよ。お互いを理解し、尊重し合う、素敵なパートナーシップなんだね💕


2. 盲導犬の一生:誕生から引退まで

じゃあ、盲導犬候補のワンちゃんは、どんな一生を送るのかな? 生まれてから引退するまで、たくさんの人の愛情とサポートに支えられているんだよ。一緒に見ていこう!✨

① 誕生 〜 パピーウォーカーさんとの暮らし 🏡💕

盲導犬になる子は、まず、盲導犬協会などが管理している「繁殖犬」のお父さん犬・お母さん犬から生まれます。血統や性格などを考慮して、盲導犬に向いている可能性が高い子たちが選ばれるんだね。まさにエリート候補!👑

生まれてから約2ヶ月間は、お母さん犬や兄弟犬と一緒に過ごして、犬としての社会性を学びます。🐶🐾

そして、生後2ヶ月頃になると、いよいよ最初のステップ! 「パピーウォーカー」と呼ばれるボランティアさんの家庭に預けられます。🏠💖 パピーウォーカーさんは、約1歳になるまでの約10ヶ月間、子犬を家族の一員として、愛情たっぷりに育ててくれるんだ。この時期が、将来盲導犬として活躍するために、とってもとっても大事な期間なの!

パピーウォーカーさんの主な役割は…

パピーウォーカーさんは、本当に大変だけど、やりがいのあるボランティア。約10ヶ月間育てた子犬とのお別れは、やっぱりすごく寂しいんだけど、「この子が誰かの目になってくれるんだ」って、誇らしい気持ちで見送るんだって。感動しちゃうね🥺✨

② 訓練センターでの本格的な訓練 💪🧠

1歳頃になると、パピーウォーカーさんとお別れして、盲導犬訓練センターに入所します。ここで、まず盲導犬としての適性があるかどうか、詳しいチェックが行われます。性格や健康状態、訓練への意欲などを見て、残念ながら盲導犬には向かないと判断される子もいるんだ。(そういう子は、キャリアチェンジ犬としてPR犬になったり、一般家庭に引き取られたりするよ。)

適性あり!と認められたワンちゃんは、いよいよ本格的な訓練がスタート! 期間は大体6ヶ月〜1年くらいかな。訓練士さんとマンツーマンで、段階を踏んで色々なことを学んでいくんだ。

どんな訓練をするかというと…

訓練は、決して厳しく罰するようなものではなくて、できたらたくさん褒めて、おやつをあげたりしながら、ワンちゃんが「訓練は楽しい!」って思えるように進められるんだよ。訓練士さんとの信頼関係も、とっても大切なんだね。😊

③ ユーザーさんとの出会いと共同訓練 💞🤝

厳しい訓練を乗り越えて、晴れて盲導犬として認められたワンちゃん。でも、これで終わりじゃないんだ。ここからが、一番大切なステップ!✨ そう、実際にパートナーとなるユーザーさんとの出会いです。

盲導犬は、誰にでも合うわけじゃないんだ。ユーザーさんの歩く速さや生活スタイル、性格と、盲導犬の性格や歩行ペースなどを考慮して、最適なペアがマッチングされます。相性って大事だもんね!💖

マッチングが決まると、次は「共同訓練」が始まります。これは、ユーザーさんが訓練センターに約4週間滞在して、盲導犬と一緒に生活しながら訓練を行う期間なんだ。🏠

共同訓練では、

などを、専門の指導員さんのサポートを受けながら、みっちり学びます。最初はぎこちなかったペアも、この期間を通して、お互いを理解し、息の合ったパートナーになっていくんだね。感動的だなぁ😌

④ 盲導犬としての活動期間 🐾💨

共同訓練を無事に終えると、いよいよユーザーさんの自宅での新しい生活がスタート!🎉 盲導犬は、ここから約8年から10年間、ユーザーさんの大切な「目」となり、かけがえのないパートナーとして、日々の生活を共にします。通勤や通学、買い物、旅行など、色々な場所に一緒に出かけて、ユーザーさんの行動範囲を広げ、社会参加を力強くサポートするんだ。

もちろん、デビューして終わりじゃなくて、盲導犬協会などの指導員さんが定期的にユーザーさんの自宅を訪問して、歩行の様子をチェックしたり、困っていることがないか相談に乗ったり、継続的なフォローアップを行ってくれるから安心だね。😊

お仕事以外の時間は、ハーネスを外して、普通の家庭犬と同じようにリラックスして過ごします。遊んだり、甘えたり、のんびり寝たり…😴 オンとオフの切り替えがちゃんとあるんだよ。

⑤ 引退後の穏やかな暮らし 👵👴💖

盲導犬は、だいたい10歳から12歳くらいになると、体力の衰えなどを考慮して、現役を引退します。長い間、本当にお疲れ様でした!😌✨

引退した盲導犬は、どうなるのかな?心配になっちゃうよね。でも大丈夫! ほとんどの場合、「引退犬飼育ボランティア」さんの家庭に引き取られて、温かい家族の一員として、穏やかな余生を送るんだ。🐕💕 たくさん頑張ってきた分、これからはのんびり、ゆったりと過ごしてほしいよね。最後まで愛情いっぱいにケアされる仕組みになっているんだ。素晴らしいことだね!👏

中には、ユーザーさんのご家族がそのまま引き取って、新しい盲導犬と一緒に暮らすケースもあるんだって。素敵な関係だね🥰


3. 盲導犬と法律、そして社会 📜🤝

盲導犬がユーザーさんと一緒に社会で活躍するためには、法律によるサポートと、私たち社会全体の理解が不可欠なんだ。

ここで知っておきたいのが、「身体障害者補助犬法」という法律。これは、2002年に施行された法律で、盲導犬、介助犬(手足の不自由な方の日常生活をサポートする犬)、聴導犬(耳の不自由な方に音を知らせる犬)の3種類を「補助犬」と定めて、その育成や、補助犬を連れた方々の社会参加を支援するためのルールを定めているんだ。

この法律の、特に大事なポイントは、補助犬の同伴受け入れ義務

これらの場所では、補助犬を連れていることを理由に、利用を拒否してはいけない、と定められているんだ。🚫🙅‍♀️ これは努力義務じゃなくて、「義務」なんだよ!

補助犬は、ちゃんと訓練されていて、衛生管理も徹底されているから、周りの人に迷惑をかけることは基本的にはないんだ。ユーザーさんは、補助犬に「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」といった表示をつけて、健康管理手帳なども携帯していることが多いよ。

でも、残念ながら、この法律がまだ十分に浸透していなくて、お店への入店を断られたり、タクシーの乗車を拒否されたりするケースが、今でも後を絶たないんだって…😢 これは、法律違反であると同時に、障がいのある方への差別にも繋がりかねない、とても悲しいことだよね。

なぜ、受け入れ拒否が起きてしまうんだろう?🤔

盲導犬や他の補助犬たちが、ユーザーさんと一緒に、どこでも当たり前に受け入れられる社会にするためには、私たち一人ひとりが、まずこの法律のこと、そして補助犬のことを正しく理解することが、とっても大切なんだね!🤝✨


4. もし街で盲導犬ユーザーさんに出会ったら? 👀🚶‍♀️

さあ、ここまで盲導犬について学んできたけど、じゃあ実際に街で盲導犬を連れたユーザーさんを見かけたら、私たちはどうしたらいいんだろう?🤔 良かれと思ってしたことが、かえって迷惑になってしまうこともあるから、正しい知識を身につけておくことが大事だよ!

基本は「温かく見守る」こと!

これが一番の基本! 静かに、温かく見守ってあげてね。特に、以下の3つの「しないで」を覚えておこう!

  1. むやみに声をかけない 🗣️🚫
    盲導犬は、ユーザーさんの指示を聞きながら、周りの状況に集中して歩いています。急に話しかけられると、犬の集中力が途切れてしまって、ユーザーさんを危険な状況にしてしまう可能性があるんだ。危ない!⚠️ もし、お手伝いが必要そうだな、と感じた時は、犬にではなく、必ずユーザーさんに「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけてね。
  2. 触らない、気を引かない 🐾🚫
    「わー、可愛い!」「賢いね!」って、つい撫でたくなっちゃう気持ちは、よーくわかる! 私も動物大好きだから!🥰 でも、ハーネスをつけてお仕事中の盲導犬は、絶対に触ったり、口笛を吹いたり、名前を呼んだりして、気を引くようなことはしないでね。これも、犬の集中を妨げてしまうから。お仕事が終わって、ハーネスを外しているリラックスタイムなら、ユーザーさんに許可をもらえば触らせてもらえることもあるかもしれないけど、基本はお仕事中だと思って、そっとしておこうね。
  3. 食べ物を与えない 🦴🚫
    これも絶対にダメ!🙅‍♀️ 盲導犬は、健康管理や訓練のために、決められた食事を決められた時間に食べています。勝手に食べ物を与えると、体調を崩したり、訓練に影響が出たりする可能性があるんだ。人間の食べ物は、犬にとって有害なものもあるしね!

お手伝いが必要そうな時は?

もし、ユーザーさんが道に迷っているように見えたり、何か困っている様子だったら、勇気を出して声をかけてみよう! その時のポイントは…

お店や施設での対応は?

もし、あなたがお店や施設で働く側だったら、盲導犬ユーザーさんが来られた時の対応も知っておこうね!

一番大切なのは、想像力だと思うんだ。✨ もし、自分が目が見えなかったら? もし、自分の大切な家族や友達が盲導犬ユーザーだったら? そうやって、相手の立場に立って考えてみることが、自然で温かいサポートに繋がるんじゃないかなって、私は思います😌💖


5. 盲導犬についての Q&A コーナー! ❓🤔

さて、ここまで盲導犬について色々お話ししてきたけど、きっと皆さんの中にも、いくつか疑問が浮かんでいるんじゃないかな?😊 よく聞かれる質問に、愛華先生が答えていくね! わからないことは正直に「わからない!」って言うかもしれないけど、頑張って答えるよ!💪

Q1. 盲導犬って、おしっことかウンチはどうしてるの? 外で自由にさせちゃうの? 🚽

A1. これはよく聞かれる質問だね! 実は、盲導犬は排泄もちゃんと訓練されているんだよ。ユーザーさんが決めた時間(例えば、朝起きた時や散歩の前後など)に、決めた場所(自宅の庭やトイレシートの上など)で、「ワンツー、ワンツー」といった特別なコマンド(指示)で排泄するようにしつけられているんだ。これを「定時・定所排泄」って言います。だから、公共の場所を汚してしまうことは、ほとんどないんだよ。ユーザーさんは、排泄の後始末もちゃんとするし、日頃からブラッシングやシャンプーなど、体のケアもきちんとしているから、衛生面でも安心して大丈夫!✨ とっても清潔なんだよ!

Q2. 盲導犬は信号の色がわかるの? 赤信号でちゃんと止まれるの? 🚦

A2. これも、なるほど!って思う質問だよね。実はね、犬は人間と色の見え方が違っていて、特に赤と緑の区別はつきにくいと言われているんだ。だから、盲導犬は信号の色を識別して判断しているわけじゃないんだよ。❌

じゃあ、どうやって横断歩道を安全に渡るのか?🤔 ここが、ユーザーさんと盲導犬の素晴らしい連携プレーの見せ所!✨ まず、盲導犬は横断歩道や縁石の手前で必ず止まるように訓練されているんだ。そして、ユーザーさんは、周りの状況、例えば車の音の流れ(車が止まった音、走り出す音)や、人の気配(周りの人が渡り始めたか)などを頼りに、安全かどうかを判断するんだ。時には、周りの人に「信号は何色ですか?」って尋ねることもあるよ。そして、ユーザーさんが「よし、安全だ!」と判断して、「Forward(進め)」という指示を出した時に、盲導犬は進むんだ。

でも、もしユーザーさんが指示を出しても、まだ車が来ていたりして危険な場合は、さっき話した「不服従訓練」の成果で、盲導犬は指示に従わずに動かない! これによって、ユーザーさんの安全を守るんだ。すごくない!? 人と犬が、お互いの能力を補い合って、安全を確認しているんだね。まさに信頼の絆!💖

Q3. 盲導犬って、なんだかかわいそうじゃない? ずっとハーネスをつけて働かされて… 自由に遊べないの? 🥺

A3. そう感じる人もいるかもしれないね。確かに、盲導犬はユーザーさんのために一生懸命お仕事をしている。でもね、「かわいそう」っていうのは、ちょっと違うかもしれないな、って私は思うんだ。😌

まず、盲導犬に選ばれるラブラドールやゴールデンは、もともと人の役に立つことや、何か作業をすることが大好きな犬種なんだ。「作業欲求」っていうんだけど、それを満たしてあげることが、彼らにとって喜びや、やりがいに繋がることもあるんだよ。😄

そして、盲導犬は24時間365日、ずっとお仕事をしているわけじゃないんだ。ハーネスをつけている時がお仕事モード、外している時がオフモード。オフの時間は、ユーザーさんやその家族にたくさん甘えたり、おもちゃで遊んだり、公園を走り回ったり、普通のペットと同じように、愛情いっぱいに過ごしているんだよ。🧸💕 ユーザーさんにとっては、仕事のパートナーであると同時に、大切な家族の一員だからね。

それに、健康管理もしっかりされているし、引退後もちゃんと穏やかな余生が送れるように、手厚くケアされている。だから、「働かされてかわいそう」というよりは、ユーザーさんとの深い絆の中で、自分の能力を発揮して、充実した一生を送っているって考えてあげてほしいな。😊 もちろん、動物福祉の観点から、負担が大きすぎないように配慮することは、とっても大事なことだけどね!

Q4. 盲導犬を育成するのって、すごくお金がかかりそう… ユーザーさんは、その費用を全部負担するの? 💰

A4. いい質問だね! 確かに、盲導犬を1頭育成するには、繁殖から訓練、健康管理、ユーザーさんとの共同訓練、引退後のケアまで含めると、数百万円もの費用がかかると言われているんだ。すごい金額だよね!😳

でも、心配しないで! この育成費用のほとんどは、国や自治体からの補助金、そして、たくさんの個人や企業からの寄付や募金によって支えられているんだ。✨🙏

だから、盲導犬を希望するユーザーさんは、費用の大部分を負担することなく、盲導犬の貸与(所有権は育成団体にあることが多いよ)を受けることができるんだ。これは、視覚障がいのある方々の社会参加を支援するための、本当に素晴らしい仕組みだよね! 私たち一人ひとりの「応援したい」という気持ちが、盲導犬の育成に繋がっているんだね。💖➡️🐾


6. まとめ:もっと優しい社会のために ✨🤝

さて、今日の講義もそろそろおしまいの時間です。皆さん、盲導犬について、少しは詳しくなれたかな?😊

盲導犬は、ただ道を案内するだけの存在ではありません。ユーザーさんにとっては、目であり、友であり、家族であり、そして、社会と繋がるための、かけがえのない翼のような存在なんだということが、伝わっていたら嬉しいな。🐾💖

彼らが安心して、ユーザーさんと一緒に街を歩き、色々な場所へ出かけられるようにするためには、特別なことじゃなくて、私たち一人ひとりの、ほんの少しの正しい理解温かい配慮が大切なんだ。

今日学んだことを、ぜひ、お家に帰って家族に話したり、お友達に教えてあげたりしてほしいな。そうやって、盲導犬や補助犬への理解の輪が、もっともっと広がっていけば、私たちの社会は、もっともっと優しくて、誰もが暮らしやすい場所になるはず!✨ そう信じています😊

今日の講義はここまで! 最後まで熱心に聞いてくれて、本当にありがとう!😄

何か質問はありますか? 時間の許す限り、そして私のわかる範囲で、お答えしたいと思います! わからなかったら、正直に「ごめんなさい、宿題にさせてください!」って言うけどね!😉 どうぞ、遠慮なく聞いてくださいね!